前回は、展示会でお客様をブースに集めるポイントをまとめました。
しかし、です。特に知名度のない中小企業の場合、たとえ上記のポイントを踏まえても集客に苦労してしまうこともあります。どんなに頑張って準備しても展示会で集客できない…。そんな悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そんなあなたにおすすめなのがブース内で行うミニセミナーや講習会です。
ミニセミナーや講習会は手軽にブースに人を呼べる催し物です。しっかり資料や話す内容を準備していけば小さな企業でも十分耳目を集めることができます。
このミニセミナー、集客できることはもちろん、それ以上のメリットもたくさんあるんですよ!
今回は展示会での講習会がオススメな理由をまとめてみました。
集客できる
ミニセミナー・講座をおすすめする第一の理由は、やはり集客力です。普段セミナーといえば有料のものが多いですから、展示会内でただで聞けると言われると足を止めたくなるのが人の常ですよね。
セミナー中はモニターの動きや講師の声などが人の気を引きますから、単純に自分のブースに気づいてもらう手段としても大変有効です。
展示会では人が集まるコーナーに更に人が寄ってくるもの。いちどセミナーで集客できればその人だかりを見てやってきてくれる人も増えるでしょう。
セミナーエリアはこのように大きなものでももちろん構いませんが、
こうやって通路近くにモニターと演壇を配置して行っても構いませんし、
ブースが小さければこれくらい小規模な形にしても良いでしょう。
自分から情報を発信できる
展示会に出店するときは普通、訪れてくれたお客様の興味関心に従って話を進める必要があります。お客様のニーズを無視して話をしていては、新規顧客の獲得には繋がりませんよね。そういう意味では、展示会での営業トークは受動的になりがちです。
一方、セミナーとなると様子が違ってきます。セミナー形式ですと、お客さまのニーズより自社の伝えたいメッセージを主眼に据えても、嫌がらず聞いてもらえます。お客様が考えつきもしないような製品やサービスの利点はこういうときにしか伝えることができません。
セミナー中の話題はほぼフリーハンド。この時間を大いに有効活用すれば、普通の営業トークでは聞いてもらえないような製品やサービスの良さ、活用方法など、たくさんの情報を盛り込むことができます。また、統一的なコンセプトを持って伝えることもできますよね。
具体的ソリューションが発信できる
展示会のブースに何か展示して伝えられる情報はほんの少しです。
前回の記事に書いたとおり、展示会では一瞬のヴィジュアルで人を引き付けなければならないことを考えると、ブース装飾はほぼ製品やサービスのイメージを伝える場。具体的な活用方法や成功事例はあまりたくさん盛り込めません。
となると、展示会で具体的な課題ソリューションを売り込むのは1対1でお客様とお話するときになります。しかし、販売員は限られており、一人で対応できる数は限りがあります。
自社の製品、その生み出すソリューションを具体的に売り込むにあたって、セミナーを日に何回も開催することは、一人の配置人員の稼働効率を最大化出来る良い方法なのではないでしょうか。
まとめ
ミニセミナーや講習会は以下の理由から展示会の集客に悩む中小企業から更に効果を高めたい大企業まで展示会で大きく活用したいイベントです。
- 集客効果が期待できる
- 主体的な情報発信の場になる
- 具体的なソリューションの発信の場になる
皆さんもミニセミナーや講習会を利用して、展示会を有用な機会として活用してくださいね!
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