横断幕やタペストリーを一度作った後どのようにメンテナンスしていますか?せっかく作った応援幕や宣伝商材も、色がはげていたり、滲んでいたり、あるいは汚れていたりすると効果は半減してしまいます。どうせ作るなら、きれいな状態で長持ちさせたいですよね。同じ材質や印刷方法でも、保存とケアの仕方を間違えるとその使用期間と効果に大きく差が出てしまいます。今回は、あなたの横断幕やタペストリーを長持ちさせるための保管と洗濯の方法を素材と印刷方法別にご紹介します!
その前に、横断幕の生地って何?という方はこちら。
印刷方法について詳しく知りたい方はこちら。
Contents
ポリエステル系素材・綿素材
軽さと安価さが魅力のトロマット・トロピカル・ポンジに代表されるポリエステル系素材。独特の風合いが魅力の綿素材です。まずはこれらの二つの素材のメンテナンス方法をご紹介します!
保管方法
ポリエステル系・綿系の素材は、布ですので小さく折りたたんでの保管が可能です。プリント面を内側にして直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管してください。雨に濡れた場合は、下に書いた方法に従って洗濯し、自然乾燥させた上で保管してください。
洗濯方法
洗濯方法は用いている印刷方法により違います。どちらにせよ色落ちする可能性がありますので、別のものと洗濯することは避けましょう。
ダイレクト昇華印刷の場合
印刷方法がダイレクト昇華印刷の場合、用いているのは染料とはいえ、表面に印刷している形となります。ですので、洗濯機での洗濯はおすすめできません。手洗いで優しくもみ洗いしてください。洗濯後は、印刷面を内側にして、陰干しで自然乾燥させてください。漂白剤や乾燥機などは避けてくださいね!
昇華転写印刷の場合
こちらは完全に染色していますので、洗濯機にかけても大丈夫です。洗濯後は、印刷面を内側にして、陰干しで自然乾燥させてください。漂白剤や乾燥機などは避けてくださいね!クリーニングにも出せますが、その際には水洗いを指定してください。
塩化ビニール系素材
出典:助太力くんの学習帳
ターポリンに代表される塩化ビニール系素材。こちらは上でご紹介した布素材とは全く保管・洗濯方法が違います。
保管方法
印刷面を内側にして、筒状に丸めて保管してください。注意しなくてはならないのは、折りたたんで保管はしてはいけない点です。生地の上に顔料を定着させる印刷方法ですので、折り目がつくと色がはげてしまう原因となります。
洗濯方法
こちらも印刷方法ごとにご紹介します。塩化ビニールの生地は、洗濯機にかけることは出来ません。もともと汚れにくく、しみになりにくい生地ですので、汚れは基本的に布で拭き取ってください。
溶剤インクジェットプリント
溶剤インクジェットプリントは、耐候性(雨風・日光への強さ)が非常に高い反面、摩擦に対しては比較的弱いことが特長です。ですので、汚れがある部分を濡れた布で優しく拭き取るにとどめておくことをおすすめします。
UVインクジェットプリント・ラテックスインクジェットプリント
こちらは摩擦に対して強い印刷方法ですので、普通の柔らかい布に水、あるいは中性洗剤を混ぜた水で拭き取ってください。少々強くこすっても大丈夫ですが、たわしや金属を混ぜた布でこするのは避けてください。
まとめ
いかがでしたか?どの程度の期間使う予定かにもよりますが、長い期間使うのであれば、以上のようなメンテナンスを行うことで、見違えるほど見栄えが良くなります。割ける労力と相談しつつも検討してみてくださいね!
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