横断幕やタペストリーって、気づくとマンネリ化してますよね………。私は仕事で販促物をよく作るのですが、ふと毎月同じ場所に飾る同じ形のタペストリーをデザインし続けている自分に気づくのです。ということで、今回は脱マンネリを目指し、Webで見かけたスタイリッシュな横断幕・グッときた横断幕を備忘録を兼ねてまとめてみることにしました。
気に入ったものがあればみなさんの横断幕やタペストリーの作成にも生かしてみてくださいね。新しい横断幕やタペストリーの活用方法を見つけたり、デザインの新たな発想が生まれたりするかもしれません。
デザインがスタイリッシュな5選
1,神戸マラソンの応援幕に採用されたデザイン
神戸マラソンの応援幕です。カラフルな羽の生えたランナーが前へと疾走するデザインは多色の美しさと爽やかな疾走感が相まって強い印象を残します。スタイリッシュさと手書きの素朴な風合いのマッチした素敵な横断幕ですね!たまには手書きで横断幕のデータを作るのも良いかと思える一枚です。
2,アニメキャラのあしらわれた横断幕
アニメキャラの横断幕です。色からしてめちゃくちゃ可愛い!私はオタク文化がまだアンダーグラウンドな香りを帯びていた時代に青春時代を過ごしたのですが、最近はオタク文化がイケている側の文化へと変質してきていますね。可愛いちびキャラを散りばめたアニメテイストのタペストリーというのも好感度大です!
3,靴屋の横断幕
打って変わってこちらはエレガントな横断幕。セピア色の写真と、差し色の赤がよく映えています。
MADE IN JAPAN というお店のアピールポイントと配色とを見事にマッチさせたデザインですね。
4,パン屋さんのグランドオープン
お店の規模が小さいほど、予算の制約から色数を増やすことが難しくなってきます。オープン前の資金の乏しい時期ならなおさらです。そんな観点から見ると、色数を1に抑えつつ、シックに仕上げたこのパン屋さんのオープニング告知は素晴らしいですね!これ一枚お店の前あるだけで雰囲気もおしゃれになりますし、オープニング告知も出来て一石二鳥です。一色でも十分見る人にインパクトを与える素晴らしい横断幕を制作することができる良い例ですね。資金の乏しいお店こそ、安価に作れてかつデザインの工夫次第では大きなインパクトを持ちうるこういった商材の活用を積極的におすすめしたいです!
5,カッコイイ応援幕
完全に偏見ですが……スポーツクラブの応援幕ってあまりデザイン性のないものが多いようなイメージがあります。高校時代、所属していた卓球部でも応援幕を作りました。トロマットに「『一球入魂!』のような合言葉+学校名+部活名」を白地で染め抜いたのです。もちろん、コスト削減のため色数は1。良く言えば素朴でひたむきな感じのする、悪く言えばデザイン性が無い……という作品に仕上がったのでした。(当時は卓球部自体が格好よさに欠けるイメージを持つ部活だったのです…というのは言い訳です、すみません!)
しかし、ここでご紹介する応援幕はそのような良くも悪くも泥臭いデザインからは一線を画しています。色数は2、コスト削減という制限の中でここまで格好いいデザインはなかなか大したものです。高校時代の自分に教えてあげたい、スタイリッシュな応援幕です。
活用法にグッときた5選
6,カープ優勝パレード
今年のカープ優勝を記念して広島市内で行われたパレードの際に掲示された横断幕です。ここまで大判だと迫力がありますね!このサイズのものは重量と風圧の関係からおそらくメッシュターポリンで作られたものと考えられます。イベントの雰囲気を盛り上げる力を持った横断幕です!普段何気なく作っている横断幕ですが、その空間の空気を作り上げる効果をこういった形で改めて確認することが出来ました。
広島という街は、街ぐるみで広島東洋カープをいう球団を深く愛しているというイメージがあります。この横断幕にもその愛情がたっぷりと詰め込まれていますね。横断幕の写真を見るだけでパレードの際の広島の街の盛り上がりまでが目に見えるようではありませんか。
7,結婚式場
結婚式にご友人から送られた横断幕です。人生に一度(多分)のイベントで、オリジナルの装飾をプレゼントしてもらえるのは嬉しいですし、こうして写真に撮るといつまでも色あせない思い出になります。純粋にイベント会場の装飾品としてみても、やはりこれ一枚あるのとないのとでは賑やかしさ、晴れがましさが全く違います。
カープの横断幕の際にも感じましたが、横断幕などの特殊印刷による装飾は手軽に空間の空気感を演出するのに大変適していますね。
8,地元駅に飾られた高校野球チーム激励のための応援幕
地方大会を勝ち抜き、いざ全国大会で戦ってこようという時、こんな横断幕が地元駅に掲出されるとテンション上がりますね!
デザインは一般的なものですが、やはり自分たちを応援する横断幕が駅や学校に掲示されると、地元を背負っている、皆に応援してもらっているという実感が湧いてきます。今まで学校名さえ知らなかった私までが中央学院高校野球部の皆さんを応援したくなるような、そんな熱気のこもった横断幕です。
9,観光客へのお見送り横断幕
旅先で立ち寄った土地から離れる時ってなんだか感傷的になりませんか?例え1日しか滞在していなかったとしてもです。私はなります。そんなときにこんな横断幕を見せられたら、絶対にまた訪れたくなってしまいます。横断幕を持っていらっしゃる島の方の温かい表情がなんとも言えません。横のしゃもじ型の「ありがとうまたきてね」も良い味出してますね!
横断幕を日頃販促品として機械的に作ってしまっているところがあるのですが、どんな時でも使う側の心次第で、人の気持ちを動かしたり、結びつけたりすることができるのだなあと感じました。自戒を込めて。
まとめ
いかがでしたか?日頃自分がいかにものを考えずに販促品を作っているか反省させられました。横断幕やタペストリーは色の制限がある中でもいくらでもスタイリッシュにデザイン出来ますし、空間を演出したり人の心を動かしたり、作る人の心の持ち方次第で大きな力を発揮することもできるわけです。マンネリとか言ってる場合ではなかった……!
反省して、明日からまたお仕事に精をを出すことにします。
今日はあまり役に立たない記事だったかもしれませんが、ここまで読んでくださったあなたにも何か得るものがあったとしたらとても嬉しいです!それでは。
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